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7日間ブックカバーチャレンジ

最近フェイスブックで「7日間ブックカバーチャレンジ」というものが流行っています。フェイスブックをされている方は多分ご存知でしょう。

 

4月末に私にも2名の方から、このチャレンジのバトンを渡す相談がありました。高松のサイクリング友達と我が故郷熊野町の後輩の2人です。失礼ながらその時はお断りをさせていただきました。

 

このチャレンジは7日間毎日、本の紹介をすると共に次の方にバトンをつながなければならないので、友達の少ない私は残念ながらバトンを安易に受け取ることができなかったのです。

 

ところが昨夜、大学の先輩が事前の相談もなく、いきなりバトンを渡して来ました。これまでに断ったお二人に大変申し訳ないので既読スルーしようかとも思ったのですが、尊敬する(-_-;)先輩ですしねー。

 

それで今回はフェイスブックではなく、このブログに7冊一度にざっくりと紹介するということで、お二人にも勘弁していただこうと思ったしだいです。

 

特に熊野町出身の美人パーソナリティの真紀ちゃんからのバトンを断ったことは、今回とても後悔しています。どうせバトンを受けるなら、おっさん(失礼)より美人からの方がいいに決まってますから。

 

ということで、以下に、ちらと本の紹介をしておきます。

 

①『レッツ‼ 古事記』は、早乙女ケイ子さんの漫画で表現された古事記のストーリーが完全に逝ってしまっていて、古典の概念がぶっ飛ばされる逸品です。

②『不合理ゆえに吾信ず』は、坂本龍一をして、この本さえあれば他はいらない(みたいなことだったと思います)と言わせしめた一冊です。「薔薇、屈辱、自同律――つづめて云えば、俺はこれだけ」スゴイぜ。

③イメージフォーラムの『キューブリック』を参考書に、彼の映画はすべて観ました。キューブリックの映画もスゴイですよね。

④私がホントに尊敬する元広島市長の平岡敬さんの著された『時代と記憶』は、ヒロシマを語るには必読の書だと思います。

⑤『未現象の風景』は、大好きな倉俣史朗さんの宝石のようなインテリアがたくさん詰まった本です。眺めるだけで幸せになれます。

⑥高校の先輩、神田康秋アナウンサーの『私が愛した広島カープ』は、すべてのカープファンの教科書です。まさか読んでないファンの方はいないでしょうね?

⑦『ある死刑囚との対話』は、バー・メッカ殺人事件の犯人である正田昭と加賀乙彦さんとの対話集。刑の執行日早朝に書かれた母への手紙は、どんな小説よりも胸に響きます。事実の力です。

 

今回、急いで7冊の本を選んだ訳ですが、最近買ったものはすべてデジタル本なので、書棚からこれらの本を取り出す時の古い紙のにおいが印象的でした。何でもデジタルな生活になると、こんな人間的な感覚も忘れ去られるかもしれませんね。