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文房具とキャッシュレス

 

リモートワークが基本的な働き方になって、もう半年。だんだんと家で働くことにも慣れてきましたが、いつまで、この状態が続くのでしょう?

 

モバイルパソコンとスマホが、ビジネスの基本ツールになって、アナログな文房具を使う人も減ってきているようです。会社で支給されていた手帳も一昨年から希望者のみの配布になりました。

 

WEB会議での打合せが増えて、メモを取るボールペンには、今まで以上にこだわるようになりました。スピードを重視するとやはり三菱の「JETSTREAM」ですね。滑りが違う。それも0.7mmがベスト。

 

昔から文房具フェチだった私は、小学生の頃から鉛筆にもこだわる洒落た? 子供でした。鉛筆は、三菱の「UNI」と決めていた。「HI-UNI」は手が届かなかったので。笑(わかる人にはわかる話)

 

広島市立白島小学校を卒業しました。創立して100年を超えています。原爆で校舎が全壊したのち、今の場所(近くだけど)に移設された悲しい歴史を持つ学校です。

 

だいたい小学校の近くには文房具屋がありますよね。「長谷川文具店」というのがありました。もう3~4年前になるでしょうか、閉店したみたいで、今は空き地になっています。

 

店主の長谷川さん自らがお店に立つ本当に小さな文房具屋でした。お釣りは毎回「はい30万円ね」と30円を返してくれる昭和を代表するようなオジサンでした。

 

キャッシュレス化が進み、お店でお釣りをもらう機会も減ってきました。お釣りをもらうときも、お金は釣り銭トレーに不愛想に置いてあるわけです。「手渡し」は、過去のものになるかもしれません。

 

好きな文房具を買って、オジサンと他愛のない会話をする。子供はそんなことから社会というものを学んだりするのです。キャッシュレスって何となく寂しい感じがするのは、私がオジサンになったからかなぁ。