多くの人が、「シンクロニシティ（共時性＝意味ある偶然の一致）」を体験したことがあると思います。シンクロニシティという言葉は、最近なら乃木坂46の楽曲のタイトルが有名かもしれませんね。
♪すれ違う見ず知らずの人よ
事情は知らなくてもいいんだ
少しだけこの痛みを感じてくれないか？
信号を待つ間にちょっとだけ時間をいいかい？
この気持ちがわかるはずだ シンクロニシティ
シンクロニシティという概念はユングによるものですが、私はＶ.Ｅ.フランクルのアウシュビッツでの強烈な体験から教わったことになります。フランクルの著した『夜と霧』は、私が若いころ最も影響を受けた本のひとつです。それはまた別の機会に触れましょう。
彼が始めた「ロゴセラピー」という心理療法では、患者に「生きる意味」を見出すようプログラマティックな治療法を取ります。と、知ったげに書いていますが、書籍にそう記されているだけで、体験したことはありません。（※知ったげに＝知ったかぶりして偉そうに：広島弁ｗ）
最近、自殺者が増えていると聞きます。特に若い女性の自殺が増えている。新型コロナウイルスの感染拡大により、女性や若者に精神的な影響が起こりやすいことは、早くから専門家が指摘していました。
若い世代がソーシャルメディアから大量の情報を入手していることで、ストレスを引き起こしやすいのではないかと分析されています。SNSがすべて新型コロナのことで覆われてしまったら、めちゃ不安になりますよね。SNSは共時性の仮想空間とも言えます。
マイナスの志向性を持つ人々が集う仮想空間「フィルターバブル」に包まれ、そこから抜け出せない若者たちを救い出さねばいけません。デジタル空間のシンクロニシティは、必然の錯覚で、妄想を拡張させ、世界観を狭めていく。マスメディアから離れたスマホ中心の生活は、実は危ういものです。
乃木坂46のような若く美しいアーティストが、同じ世界をリアルに生きているというだけで、自分の「生きる意味」を感じてしまう単純なおじさんには、輝く未来を捨て自死していく若者がいるのは、かなり耐え難い。若いということが、どれほど素晴らしいことか。
そんな偉そうなことを書いているおじさんも、実は最近まで乃木坂48だと思っていました。AKBは48、乃木坂が46。欅坂も日向坂も46。SKEやNMBは48。坂シリーズは46で、AKBグループは48なんですね。ちなみに欅坂は10月14日に櫻坂に改名しました。知ってました？ 笑