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スポーツとファッション

中学校では卓球部に所属していました。本当は野球部かサッカー部に入りたかったのですが、私が通っていた名門? 熊野中学校では両部共に坊主頭にしないといけなった。 

 

坊主頭になるのが嫌で、野球もサッカーも諦めたわけです。もしあの時、坊主になっても野球部に入っていたら、1億円プレーヤーにでもなっていたかもしれませんね。あはは…。 

 

中学当時の卓球のユニフォームは、明るい色がルールで禁じられていました。だからピンクや水色のユニフォームはあり得なかった。白く小さなピンポン球が見えなくなるからです。 

 

卓球の選手は、だいたいエンジ色とか深緑、群青色といった誠に渋い色のファッションで身を固めていました。卓球部が当時「ダサい」と言われていた原因は、ここら辺にあるような気がします。 

 

今は、オレンジ色のピンポン玉の使用が許されて、ウェアもかなり明るくなりました。同様に卓球台も明るい鮮やかなブルーになっています。昔の卓球台は、まるで学校の黒板のようにくすんだ色でしたからね。泣 

 

ところで、陸上トラックの女子たちは、いつからおへそを出して走るようになったのでしょう。あれは速く走るためですか? 素肌は空気の抵抗が抑えられるんでしょうか? 

 

女子陸上の注目度は上がりましたが、冬はお腹が冷えて逆に身体に悪いような気がします。そういえば、陸上部御用達の鬼塚タイガーのシューズも、今ではオシャレな普段着アイテムとして履くようになりました。 

 

バスケットボールのパンツも一時は、かなりダボダボでした。あれは機能というより、当時流行ったヒップホップカルチャーの影響だったのでしょうけど、かなり動きにくそうでしたよ。 

 

野球のソックスも面白い。プロ野球では以前はソックスを見せない人が多かったけど(くるぶしをパンツの裾でスッポリと隠す)、イチローはニッカポッカのごとく、しっかり見せていました。今はイチローばりに見せる選手と、見せない選手に分かれます。 

 

推測ですが、イチローはファッション性より機能性を重視していたんじゃないでしょうか。パンツがシューズまですらりと伸びていたほうが足長には見える。でも、もたついて走りにくそうです。そして、イチローの真似して見せる選手も増えていき、現在に至るわけです(諸説あり)。

 

先日、ゴルフのマスターズで松山英樹が優勝しました。日本人初の偉業です。素晴らしい。でも松山選手はファッショナブルとはとても言えない(失礼!)。 

 

飛び抜けている選手は、ファッションもやはり独特です。独自の世界観がある。競技そのものに集中し、おしゃれや流行とかに無駄なパワーを使っている暇はないような感じがします。 

 

言い換えれば、人のまねをする必要がなく、自らが流行を創っていく存在な訳です。松山選手が最終日にかぶっていたゴルフキャップは、大会放映後あっという間に売り切れたと言います。 

 

ま、ファッションを真似しても、中身が伴ってないとダメだと思いますけど。でも、その気持ちは良く分かりますよ。僕ら凡人はそれでイイんです。気分だけでも世界一になりたいですもん。笑