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運動不足と北海道

この季節になると、毎年のように夫婦で北海道を訪れていたことがあります。富良野、美瑛、旭川、釧路、帯広、登別、小樽、札幌…。レンタカーを借りて、あちこち走り回りました。

 

私はロードバイク(自転車)に乗っても、エンジン付きのバイクには乗ったことがありません。でも北海道はバイクで走ると気持ち良い所だと思います。初夏の北海道は本当にキレイです。

 

花が咲きほこる富良野のことは一度、このブログにも書きました(2020年7月26日)。今日は湖の話です。北海道にはたくさんの湖があり、そのどれもが風光明媚で素晴らしい。

 

洞爺湖、阿寒湖、摩周湖、支笏湖、屈斜路湖、オンネトー、美瑛の青い池と、人気のある観光地にはだいたい行ったことがあります。湖それぞれに個性がある。

 

摩周湖は3度ほど訪問しましたが、いつも霧に包まれていて、ちゃんと見えたことがありません。まさに「霧の摩周湖」です。相性が悪いのか、一度はもの凄い土砂降りで、本当に酷い天気でした。

 

澄んだ空気のなかで特に良く見渡せたのは、洞爺湖と阿寒湖ですね。洞爺湖サミットの会場になったことで知られる高級リゾート「ザ・ウィンザーホテル洞爺」は最高でした。泊まってないけどw

 

われわれ平民が泊まるようなホテルではありませんが、おやつにスイーツとコーヒーをいただくだけで、とても幸せな気分になれます。ここからの洞爺湖の景色は最高に美しい。

 

阿寒湖も洞爺湖も屈斜路湖も、みんなカルデラ湖なので温泉地がくっついています。湖畔の独特な景色の中で温泉につかれるのは、本当に魅力的ですよね。

 

庶民的な阿寒湖もイイですよ。阿寒湖遊覧船乗り場の付近にたくさん温泉旅館やホテルがあります。登別とはまた違うのですが、長閑な温泉地の雰囲気がある。

 

阿寒湖と言えば「マリモ」が有名ですよね。あんな大きく丸い藻が育つには、様々な条件が必要だといわれます。日光や温度、遠浅でくるくる回転できる程度の波や塩分などなど…

 

気を付けなければいけないのは、阿寒湖の遊歩道を囲むように見晴らしのいい温泉旅館やホテルが立ち並んでいることです。何に気を付けるのかですって?

 

ホテルの展望風呂から阿寒湖が見渡せるということは、浴場から阿寒湖を見下ろしている裸の旅行者は、遊歩道からも当然見られているわけです。

 

夕暮れ時、遊歩道を家内と二人で散歩している時のこと。太鼓のようなお腹をしたオジサンが腰に手を当てて阿寒湖を見下ろしている姿がドカンと目に入り、優雅な時間が台無しになりました。

 

阿寒湖とは言え、マリモのように育ったお腹を公衆の面前にさらしてはいけません。迷惑千万です。休養に来ていても気を緩めないよう要注意です。

 

コロナ禍で運動不足の御仁も増えてらっしゃることかと思います。こう書いている私も骨折や入院のこともあり、あまり動けず最近マリモ化が顕著なのです。

 

コロナ禍が落ち着いて、北海道を再び訪れるときに人間マリモになって、世間に迷惑?を掛けないよう精進せねばいけません。笑