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胃が痛いということ

このひと月近く、ずっと胃の痛みが続いています。近所の内科でタケキャブ(胃痛や胸やけなどを和らげる薬)を処方してもらい2週間前から毎日ずっと飲んでいます。

 

もともと逆流性食道炎になりやすい繊細でセンシティブな体質なので、それから食事にも気を付け寝るときは枕も高くするなど、日々注意して過ごしていたのですが全く改善しない。泣

 

考えてみると胃カメラが嫌いなせいで、この3年間健康診断の胃カメラを避けてきたのです。バリウムはもっと苦しいし。なーんかイヤな予感がして、その内科で胃カメラの予約をしました。

 

この病院ではオエオエすることなく、安定剤の静脈注射により全く意識がなく胃カメラが受けられるとのこと。自分から苦痛を求める変態さん以外は胃カメラが好きな人はいないですよね。

 

この週末、胃カメラ検査に行ってきました!

 

検査着に着替えることなく、シャツとジーパンのまま検査室に入ると、口を開けて喉に麻酔薬を貯めること3分間。それからスプレーを何度か喉に掛けられます。

 

ベッドに左側を下にして横たわると、左肩がメチャ痛い。月曜日に3回目のコロナワクチンを受けたせいです。左手に静脈の点滴管を入れられます。左肩が痛いのでゴソゴソしていると看護師に𠮟られました。

 

どんな風に意識が無くなるのか、しっかり感じてやろうと目を見開いていたら、看護師と目が合ってしまいました。すごい形相になっていたのでしょうか、看護師も僕の妙な様子が気になるようです。

 

一瞬意識が飛んだような気がしたのですが、まだ看護師が検査準備を続けているようです。先生はまだかなぁと思っていると「起きられますか?」え?「終わりましたよ」え、ほんと?

 

「大丈夫だったら荷物を持って、先生の所へどうぞ」はい。でもホントに検査しました?「ちゃんと終わりましたよ」看護師から突き放すように言われます。

 

少し酔っぱらったような感じがしますが、立ち上がりそのまま隣の診察室に入りました。椅子に座ると、パソコンの画面に僕の内臓が映し出されています。「まったく異常ありませんね」

 

医者は、食道から胃壁、十二指腸まで画像を使って丁寧に説明してくれます。画面の左隅には僕の名前が記してある。名前が書いてあるから自分の胃なんだよなぁ。確かに異常は無いようです。

 

なんか騙されたような気持ちのまま、追加のタケキャブを2週間分もらって病院を出ました。安定剤でふらふらしながら家まで歩いて帰ります。ほんとに検査してくれたのかなぁ?

 

昨夜も今朝もまだ胃痛が治りません。あの天然パーマの医者は、僕を眠らせた間に他人の内視鏡写真を加工したんじゃなかろうか。あまりに美しすぎる内臓だったし…。疑惑はいまだに晴れません。笑