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ブログ投稿100回目に「平和」について想う

原爆ドーム前の筆者
原爆ドーム前の筆者

2020年4月19日にこの『AMBALVALIA』という訳の分からないサイトを立ち上げ、今回で100回目のブログ投稿となりました。これまで、奇妙な作文を世間に発信してしまい猛省しています。ウソです。

 

コロナ禍の影響でリモートワークが導入されはじめ、家の中に居て何かできることはないかと実験的に始めてみたサイトです。コロナもブログもこんなに長く続くとは思ってもいませんでした。

 

この2年半コロナウィルスは世界規模で蔓延を続け、生活様式さえ変更を余儀なくされました。ウェブ会議が普及し、働き方も大きく変りましたね。世界では異常気象が常態化し天災による影響を懸念していると、今度はウクライナ戦争という人災が勃発する。

 

国内では財政が悪化を続けるなか、物価高・円安が急激に進行し、日本経済はさらに低迷します。寛容性や受容性の欠けた社会で格差や貧困の問題も大きくなるばかり。そして先日、安倍元首相が暗殺されました。

 

いったい、この日本はどうなっていくのか不安がどんどん高まります。少子高齢化はとどまることなく社会保障の将来像が描けない状況下で、私自身も来年定年の歳を迎えどう生きるべきかが分かりません。

 

人はあっという間に死んでしまいます。昨年、自転車事故で大怪我をしてしまい、命の大切さと健康のありがたさが身に沁みました。そして家族がいることの大事さも改めて強く感じたのです。

 

その前提となる社会平和さえ、今は危機に瀕していると言えます。これまで「平和」についてはこのブログでもよく語ってきたつもりです。暑い夏を迎えれば特に…

 

――八月や六日九日十五日――

 

先の戦争を忘れないとの想いを込めて詠まれた有名な句です。6日に黙とうを捧げるのは「被爆2世」である私にとって当然の行為としても、9日の11時2分にもできる限り長崎に向け黙とうを続けています。

 

この句を知らない、分からない人が増えたことを、昨年亡くなられた半藤一利さんが嘆いていらしたと新聞で読んだことがあります。伝え続けることの重要さを改めて感じています。

 

100回を超えても、このブログで相変わらずつまらぬことを呟くとは思いますが、平和に関することは稚拙ではあるだろうけど、変わらず綴りたいと考えています。それを続けることが何だか義務のような気もするし…

 

もしかしたら私が「被爆2世」であることを初めてお伝えしたかもしれませんね。県外の方は驚かれるかもしれませんが、広島には数え切れぬほど多くの被爆2世がいるのです。放射能の影響は我々の世代にも発現していることを最後にお伝えしておきます。