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高松の素敵な方々② 〜130回〜

小早川さんとベッドを共にした翌朝のフエの景色
小早川さんとベッドを共にした翌朝のフエの景色

先々週のブログ(128回)に書いた通り、8月10日に妻と一緒に高松へ日帰りで行ってきました。私は広島に転勤後も仕事で何度か高松を訪れているのですが、家内はほぼ4年ぶりの訪問になります。

 

5年ぶりに開催された「こばちゃん祭り」に2人で参加してきたのです。祭りの主催者は、ご自分の誕生日に、近所やお知り合いの方々のために祭りの会場を提供し、ご馳走を振る舞う地元の弁護士さんです。

 

高松で法律事務所を開設されている小早川龍司さんとは、高松ロータリークラブで一緒になりました。ドラマ等で俗称「ヤメ検」と言われる、検事を退職後に弁護士へ転向された経歴の持ち主です。

 

本当に元検事なのかと思われる柔らかな物腰と気さくなお人柄。まわりの人々から親しみを込めて「こばちゃん」と呼ばれますが、日本弁護士連合会副会長を務められた偉い人なのです。

 

2019年3月に高松から転勤する私の送別会で転倒し半月板を損傷、おぶってご自宅までお送りしました。その後4月から日弁連副会長の重職を松葉杖で全うされたと聞き、何とも申し訳なく思っております。涙

 

「こばちゃん祭り」の会場である法律事務所の一室で、小早川さんとベッドを共にした昔話で盛り上がりました。ベトナムの片田舎の一室で、暑い中オッサンふたりが同じ布団で寝ることになってしまったのです。汗

 

高松ロータリーの奨学金でベトナムから毎年留学生を受け入れていて、その年の学生を小早川さんは父親代わりとして可愛がり、学生も「ジャパニーズパパ」と呼んで懐いていました。(ちなみに女子w)

 

2017年秋、女子学生の両親に小早川ご夫妻を会わせたいとベトナムツアーが組まれたのです。当時は特別仲が良かった訳でもないのに、何か面白そうな匂いを感じて妻と一緒に参加させていただきました。

 

女子学生がツアコンになり、ベトナムのホーチミン、ダナン、そしてフエまで大移動。学生の実家は最後の王朝であるグエン朝の古都フエにあり、あの辺りではかなり大きな屋敷と思われました。

 

空いている部屋を使い、それぞれ男子と女子とに分かれて眠ることに。男子は小早川さんと私の2名だけだったため、狭めの部屋に押し込められます。ドアを開けると白いダブルベッドが妖しく輝いていました。

 

私「小早川先生、シャワー先にどうぞ」――いやいや、矢野さんが先に――「それじゃ、お先にいただきます」体を綺麗にして、先生を待ちます。ドキドキ。「ドライヤーもどうぞ」――すみません――ドキドキ。

 

髪を乾かした後、ふたりで顔を見合わせて、とりあえず緊張を解すためにベッドに腰掛けて缶ビールで乾杯。酔っ払ってそのままベッドイン?する危険もあります。間違いが起こったらどうなるのか。ドキドキ。

 

結局、私がベッドの下に布団を敷いて危険を回避した訳ですが、眠くなるまで仕事や家族についていろんな話をしました。内容は詳しく覚えていませんがw、小早川さんがとても繊細な方なので仕事はさぞかし大変なんだろうなと感じました。

 

私が事件に巻き込まれたり、間違いを犯した時は、きっと助けてくださると信じています。(たぶん。)小早川さんからは「盗撮や痴漢で捕まったときは1秒でも早く弁護士を呼ぶ」よう指導を受けています。なぜ盗撮や痴漢が前提なのか腑に落ちませんがね。笑